ツアーレポート「ジョホールバルの蒼い月」

CHAPTER 2 A Singapore Sling for you

11月16日、モーニングコールの10分くらい前に目が覚めた。部屋の窓から外を見るとアスファルトが濡れており雨が降ったらしい。緑と高層建築が鎬を削っているようなシンガポールの風景である。朝食を摂った。この手のホテルにありがちなバイキング形式の朝食で、焼きそばみたいなのもあったがこれはまずかった。でもチャーハンはなかなかうまかった。シャワーを浴びている間にCNNヘッドラインでイタリア、ユーゴ、クロアチア、ベルギーがフランス行きを決めたというニュースが伝えられたとのこと。

仕度を済ませ部屋を出て、バスに乗った。悪ガキが4人集まっているため、バスの一番後ろに陣取る。リヤウインドウに「日出処国」とマジックで書いた日章旗を貼った。これでこのバスでの主導権を完全に掌握した。この旗は他のバスのツアー客にも結構ウケていた。

今日のガイドはおばさん。本音をしゃべって他の客に受けている。韓国ツアーのガイドはあの手この手で日本人に金を使わせようとしていたが、シンガポールのガイドは等身大の経済観念で接してくれるからありがたい。

シンガポールの街は一言で言えばまさに「秩序」。いくつかのレーンがある一方通行のような道路の両側に街路樹が植えられている。日本車が多く、信号も諸外国と同じように日本よりも低い位置にあり、交差点もあるにはあるがクローバー状のジャンクションが多く設けられている。建築物もかなり大きく、最低床面積が決められているのではと思うほど。建物自体、あるいは広告に色調の規制もあるようだ。そんなことを感じながら最初の訪問地であるどこかの高台を訪れる。東屋に上ろうとするとそっちに行くなといわれる。現地ガイドが日本語を話す外国人の場合、その行動がどうにも解せないことがある。高層建築群が林立する島の南側を撮りたかったのに…。島の反対側を撮ることにした。客船と大きなマーライオンが見えた。「いたいた。マーライオン。」愛情に満ちたあたかも生きているものに対する表現である。次にチャイナタウンのお寺や通りを見て、バスの写真を撮った。線香を買うのが賽銭代わりだったので気持だけ手を合わせた。願いは一つ「日本の勝利」である。

その後、マーライオンパークへ。この日の観光客は青い服を着た人ばっかり。まさに「BLUE HEAVEN」だ。Kは変なところでプライドが高く、マーライオンなんて観光客として行ってはいけないところだなどと話している。怪しいヘビ使い親父の近くを通りぬけ。いよいよマーライオンと対面、「世界3大がっかり」と人は言うけど私はインターネットでぜひマーライオンが水をこぼすアニメーションGIFを作りたかったのでお目にかかれて嬉しかった。タイガービールを飲んだが、ぬるい。ここまで表現していなかったが、朝9時半頃にホテルを出たのだが、暑いったらありゃしないのだ。 

車窓からラッフルズホテルを発見。ガイドは何の説明もなし。シンガポール全体を通して「ラッフルズ グッズ」がなかった。そこでしか売ってないのでしょう。「ミッレニア デパート」で免税店や土産物売場をうらうらし、少しばかりの土産を買った後、フードコートの屋台で昼食、私はタイ、Kはインド、NとFは中国。みんな違和感を口にしていた。

ジョホールバルに着いても時間はたっぷりあり、現地にはろくな食べ物もないということでシンガポールの大丸で夕食になる物を買った。地下の食品売場ではなんと「岩手の物産展」をやっており、Fは酒味(ささみ)うどんを試食していた。パスポートを見せ、岩手から来たと話すと、とても喜んでぜひわれわれの分までがんばってくれと励まされた。龍泉洞地底湖の水を買う。その他お菓子、スポーツドリンク、寿司を買った。「けんばの(さようなら?)」とFは別れを告げ、さあ、いよいよジョホールバルへ向かうときが来た。


CHAPTER 1

CHAPTER 3

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